ちょっとだけがんばる秘訣

同じ病気を持つ人の健康法をためしてみる

パニック障害には「絶対にこれがきく」というものはありません。もともとの原因がちがえば、症状も多少はちがいます。ですから、人によって効果のちがいが出るのはあたりまえです。たとえば、「座禅を組んだらパニック障害が治った」という人もいます。でも、それをやってもまったく変わらない人もいます。
人がやってうまくいったことを聞いたら、自分でどんどんためしてみる。でも、変わらなければやめる。うまくいかなくても深刻にとらえず、ストレス解消法を見つけるくらいの気持ちでやってみてください。
私はこの病気を克服したいと思った人が宗教に入ることも、ある種の食事療法、民間療法に頼ることも否定しません。その人がそれでいいと思い、それでよくなるのならいいと考えています。ただ、これらの行動は他者に頼るという行動であり、自発的なものではありません。できるなら、自分の力でいまの状況を少しでも抜け出せたほうが、自分にとってもいい結果につながるのではないかと考えています。