ちょっとだけがんばる秘訣

ちょっとだけがんばるとは

私の経験から、ちょっとだけがんばる行動というのは、自分に対する「実験」そのものです。それを30年間、ずっとやってきて、ここまでこられました。今日も具合が悪いな、これじゃダメかな、と思いながらも、できる範囲内でちょっと出かけてみる。その結果、ダメなときもあれば、ちょっとガマンすればなんとかなるときもあります。そうやって自分に自信をつけていくのです。ちなみに、ちょっとだけがんばる場合、だれかがいっしょにいてくれれば、なにがあっても安心です。
パニック障害にはあれがよくない、これがよくないとも言われます。たとえば、カフェインやアルコール類です。でも、この原稿を書いているいま、私はあえて缶コーヒーを飲んで「実験」しています。アルコールもダメだと言われますが、ふつうの人と同席していっしょに飲んでみます。それで調子が悪くならないことを確認しながら、自信をつけていくのです。