パニック障害、悩み続けて30年!

結婚を機に、自分を変えようと決意

私には当時、つき合っていた女性(いまの妻)がいました。彼女の友人に看護婦さんがいたので相談してみると、「その症状は精神科なんじゃないの?」と言うので、精神科でも診てもらいましたが、それでも異常は見つかりませんでした。
いっこうによくならないまま、薬を飲み続けました。飲んでも治らないことはわかっていました。だったらどうすれば治るのか、その方法さえ見つかず、悩んだものでした。
やがて、高校時代からつき合っていた彼女とのあいだで、結婚という話が出るようになりました。そして、正式に結婚を決めたころ、結婚するならこのままではいけない、ちゃんとしなければ、と思ったのです。
それからは、多少はムリして外に出るように心がけました。もちろん、彼女を勤務先まで車で迎えに行ったりするというように、自分が行ける範囲内からでした。
やがて、私たちは結婚しましたが、症状自体はなにも変わりませんでした。子供ができて、子供を遊びに連れて行ったりもしましたが、やはりムリなときには、目的地まで行かずに途中で引き返すということが何回もありました。子供が小さかったので、大きな影響はなかったかもしれませんが、いちばんたいへんなのは妻だったと思います。私に合わせてくれて、がまんもしてくれました。また、これが病気に効果があるのではないか、というようなことを見つけるとすぐに勧めてくれました。