パニック障害について考える

理想的なカウンセリングとは?

パニック障害でも人によって症状がちがいますし、原因もちがいます。でも、私の体験からすると、病院の医師は患者をひとまとめにして、同じ扱いをしているように感じます。なによりも、医師自身がパニック障害の体験がないぶん、カウンセリングひとつとってみても物足りなさを感じます。その点では、私は自分が体験しているので、より患者さんの気持ちに寄り添えるのではないかと考えています。
カウンセリングにかける時間にも問題があると思います。多くはひとりに対して30分という時間で区切られているわけですが、ほんとうはみなさん、もっと話がしたいという思いがあるはずです。しかし、30分で切られてしまったら、また次の予約まで話もできません。しかも、症状はいつ出るか、わからないのです。
症状が出たとき、すぐに話せる人がいたらいちばんいいわけですが、病院ではその対応が不可能です。いますぐ話をしたいのに、「それでは1週間後に来てください」ではこまってしまいます。「じつは明日から出かけなければいけないのですが、どうすればいいでしょうか?」というとき、不安をぬぐってもらえません。
最近ではメールで迅速にカウンセリングのサポートをするところも出てきました。このような形がいちばんいいのではないかと思えます。私も毎日メールを送っていただいても対応できる体制を整えて、アドバイスをさせていただこうと考えています。